育児を仕事に例える - 育休1ヶ月を終えて

下の子が生まれてから1ヶ月育児休暇を取りました。
大変な1ヶ月で、最後の方はもう早く仕事始まらないかなーと思っていました。

子育ては大変であるということは、いろいろな人が言っていて私が書くこともないかとも思いましたが、子育ての大変さの浸透具合はまだまだのような気もするし、何より子育ては子供によってかなり大変さに違いがあるので、自分の例を残しておくのも悪くないと思い書いてみます。

子育てを仕事にたとえてみると、親は子供にサービスを提供する側である立場のことが多いと思うので子供は顧客と考えることもできると思います。
しかもこちらの要望はなかなか理解してくれず、理解したとしてもなかなか素直に言うことを効かず常に向こうのペースに合わせないといけない顧客です。
よく、他人は変えられないから自分を変えるしかないと言いますが、子育ては、自分の子供に対する接し方を変えて、間接的に、子供の行動や考え方に影響を及ぼすというかなり難しいことを強いられます。
そして、最も子育てが普通の仕事と違って辛いのは、いくらいうことを聞かないからといって、この顧客とはもう付き合わないと割り切ることができないことです。
また、基本的には24時間 x 365日ずっと一緒なので、普通にブラック企業より大変です。

この1ヶ月は妻が生まれたばかりの下の子をメインで見て、3歳の上の子を私がメインで見るというような感じでやっていました。
子育てが大変な理由は様々ありますが、一つ私が気づいて大変だなと思ったのは達成感が感じづらいことです。
これをまた仕事っぽく例えるとこの1ヶ月大きな目標は

子供が自分の生活のことを自分でできるようになる

だとするとそれが以下のような細かい評価に落とし込まれます。

子供の食事
- お菓子を食べ過ぎることなく夕食を食べる
- 野菜も食べる
- 途中で席を立って遊びに行くことなく最後まで食べる
- 動画を見ながらではなく食事に集中する
- 食べこぼしをなるべく減らす
- 食べ物で遊ばない
- 箸を使えるようになる

トイレ
- 便秘気味だったので、そもそもウンチが出る。
- トイレ(おまる)でおしっこをする
- トイレ(おまる)でウンチをする
- トイレ前には自分でさっとズボンとパンツを脱ぐ
- トイレ後には自分でさっとズボンとパンツを履く

歯磨き
- 自分で歯磨きをする
- 親の仕上げ磨きの時に協力的にする

風呂
- 嫌がらずに風呂に入る
- 服を自分で脱いで洗濯物カゴに入れる
- 嫌がらずに髪を洗う
- 風呂上がりはさっとパジャマを着る

服の脱ぎ着
- 上着の脱ぎ着
- ボタンのある上着の脱ぎ着
- ズボン・パンツの脱ぎ着
- 靴の脱ぎ着

家の遊び
- テレビや動画ではない遊びをする
- 遊んだ後片付ける
- ちょっとうまくいかなくても癇癪を起こさずに続ける
- 親を攻撃しない

外(友達と)遊び
- 友達のものを勝手に取らない。
- 友達を攻撃しない。
- 貸して欲しい時は貸してという
- 友達のものに貸して、って言われたらどうぞって貸してあげる
- 本当に欲しいものは友達に貸してって言われても嫌だっていう

運動
- ボールを投げれる
- ボールをけれる
- ボールをキャッチできる
- ブランコに一人で乗れる
- はしごに登れる

就寝
- 夜更かしせずに早く寝る
- 興奮しすぎずに絵本で寝る

幼稚園
- 忘れ物なく準備をする
- バスの待ち合わせ場所まで歩いていく、また歩いて帰る
- 先生への朝とお別れの挨拶をする
- 同じバス停の子供に挨拶をする
- お弁当を全部食べる


上は今思いつくものをざっとあげたのですが、まだまだあると思います。
子育てはこの無数のちっちゃな評価が1日何回もありそしてその大半が目標未達であるので達成感が感じづらくストレスが溜まります。
普通の生活はこれ+下の子供の世話、 +家事があってしかも、幼稚園に行っている上の子が風邪を家に持ってきて、一家揃って順番に風邪をひくというようなトラブルもしょっちゅうあって本当にしんどいです。
これを体験するためにも最低1ヶ月は両親ともに育休を取るのを義務付ければ良いのになーと思ったりします。