測りすぎとサービスのKPIそしてデータとファクト

測りすぎを読んでサービスとKPIの関係が気になっていました。 KPIはないとせっかく色々やっても反省できそうにないから必要でしょって思ってたんですが、測りすぎを読んで弊害もあるよねということで改めて考えてみました。

もともと何かしらの施策をやる前はKPIばかり気にして、ユーザーの課題を解決する的な側面が薄い施策はなんだかなーって思ってしまうけど、施策やった後はKPIでどんな変化があったかをみたい的な考えていました。

そんな時にめちゃタイムリーなpodcast/youtubeがあって、自分の理解ではそこでこんなことを言っていました。

人間の脳もある刺激に対して、報酬を与えるようになっていて、それがあるから人間は素早く学べる。KPIもサービス開発における脳の報酬系のような役割を果たす。 でも、人間の脳もバグっているから、砂糖とかを取りすぎて太って不健康になって死ぬみたいなことがある だからと言って、脳にある報酬を与えるシステムがいらないってわけではなくて、まずいことは理性で止める必要がある。 会社も同じでKPIがないと改善していくのは難しいけど、KPIだけを追いかけるとまずいことが起きるので、ビジョン・ミッションみたいなところで本当に大事なところは判断する。

いやーなるほどという内容だし。実際にメルカリで働いて、その後企業している人から聞くと説得力がある。その中で、さらにデータとファクトに関して話していて、

データとファクトは違う。データ分析した結果はファクトとは限らない、違う前提でデータを集められても結局一番やりたい判断に使えない

という話がめちゃ共感できると思いました。去年読んだデータ分析のめちゃ基礎の本でもデータ分析はデータを集める前から何かしらの仮説を持って始めるという話をしていて、データを分析した結果ってさもファクトのようにいう時もあるけど、それすらもこの世の事実のある側面を捉えようとしているということだから、結局何かしらの意思や意図が含まれているだろうし、むしろ含まれているべきってのはあるなと思いました。

それにしてもこの回のKPI警察の癖が強いw

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