社会的証明
影響力の武器という本を読んでる。
有名な社会心理学の本らしい。
世の中には判断すべきことが多すぎて、
良く考えないで判断せざるを得ない状況にいる。
だから、今までの経験などから
機械的に、自動的にテープを回すように「カチッ・サー」と判断してしまう。
と書いてある。
なるほどなーと思う。
この「カチッ・サー」引き起こす引き金が、
- 返報性
- コミットメントと一貫性
- 社会的証明
- 好意
- 権威
- 希少性
らしい。
どれも、いい面を見れば、判断を容易にするための知恵であり、
なくてはならないものだ。
しかし、悪用しようと思えば、人をうまく操ることができるという話だ。
今日は社会的証明の章を読んだ。
一言で言えば、「みんながやってることを正しいと思う」ということだ。
これも、多くの場合、「みんながやっていることが正しい」というのは
間違わない判断基準だ。
自殺の記事が新聞に出た後一週間は自殺が多いや、誰かが困っているとき、みんなが平然としていたらたいした事態じゃないと判断して、困っている人を助けないなど、例はいろいろあるようだ。
この「カチッ・サー」が動くのにポイントが二つあるという。
- "みんな"というのが自分と似ている
- 判断が容易にできないような状況である
これらの条件がそろうと社会的証明の力が動きやすいそうだ。
と、ちょっと復習をかねて読んだことをまとめてみた。
- 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 1991/09/01
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