社会的証明

影響力の武器という本を読んでる。
有名な社会心理学の本らしい。

世の中には判断すべきことが多すぎて、
良く考えないで判断せざるを得ない状況にいる。

だから、今までの経験などから
機械的に、自動的にテープを回すように「カチッ・サー」と判断してしまう。

と書いてある。
なるほどなーと思う。


この「カチッ・サー」引き起こす引き金が、

  • 返報性
  • コミットメントと一貫性
  • 社会的証明
  • 好意
  • 権威
  • 希少性

らしい。

どれも、いい面を見れば、判断を容易にするための知恵であり、
なくてはならないものだ。
しかし、悪用しようと思えば、人をうまく操ることができるという話だ。


今日は社会的証明の章を読んだ。
一言で言えば、「みんながやってることを正しいと思う」ということだ。
これも、多くの場合、「みんながやっていることが正しい」というのは
間違わない判断基準だ。
自殺の記事が新聞に出た後一週間は自殺が多いや、誰かが困っているとき、みんなが平然としていたらたいした事態じゃないと判断して、困っている人を助けないなど、例はいろいろあるようだ。

この「カチッ・サー」が動くのにポイントが二つあるという。

  • "みんな"というのが自分と似ている
  • 判断が容易にできないような状況である

これらの条件がそろうと社会的証明の力が動きやすいそうだ。


と、ちょっと復習をかねて読んだことをまとめてみた。



影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

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