コンサルタントの秘密を読んで #4

引き続き、「コンサルタントの秘密」の読み直しです。

第六章 わなから逃れるの法

ここだけで一章使っているというのも意外な感じがしたのですが、ソフトウェア開発にトラブルはつきものでトラブルを次から気をつけるみたいなやり方で備えるのではなく仕組みを作るというのは大事なことだと思います。

本館の金言

知らなくても怪我をするとは限らないが、思い出さないとすると間違いなくやられる」ノーザン天然ガス株式会社からなぜか毎年クリスマスにギフトが届くのだけど、それはなぜかというと、筆者の住んでいるあたりの人が地面のを掘ろうとした時にガス管を傷つけてはいけないことを思い出させるための引き金が欲しかったからだというものです。

タイタニック効果

惨事はありえないという考え方は、しばしば考えられない惨事を引き起こす」そのままの意味で、絶対に大丈夫という思い込みこそがトラブルを引き起こすので、問題は発生するものだと警告する引き金を仕込んでおくことが大事だよということのようです。

自分のベルシステムを作る

  • 注意書き: 筆者が食べ過ぎを防ぐための注意書きを作ってクレジットカードと一緒にもつということをした。適切な時に注意書きをみれるような仕組みがあると効果的
  • 集計カード: タバコの吸いすぎを抑止するために、タバコの箱にタバコをいつ吸ったのか記録できるためのカードを仕込ませることで量を減らすことができた
  • 物理的装置: 冷蔵庫のドアに自転車のチェーンと錠前で鍵をかけ、二階に鍵をおくことでダイエットをした人の話
  • 信号: 何かに注意をしたい時に他の人を使うのは注意した方がいい。何かに気づかせる時にはて信号のような非言語的なものを使う方がいい
  • 相互引き金条約: code reviewなどがこれに当たるかもお互い注意しあおうねというグループを作るという話。ただ、全員が同じ仲間になっていて、減量グループが無茶喰いグループになるような自体には気をつけないといけない

無意識を利用する

自分の中の自覚的なところは気づいていないけど、無意識はすでに違和感に気づいていることがあるという話です。筆者の場合、頭の中を流れる音楽が自分の中の違和感の引き金になっているので、自分の頭の中を流れる音楽に注意を剥けるということでトラブルを回避したということがあるそうです。自分の無意識を知るというのは大事なことです。