Training from the BACK of the room まとめ#3
前回から少し間が空きましたが続きを紹介したいと思います。
Concrete Practiceの概要
Concrete Practiceは学んだことを実践を通じて定着させる部分。以下の四つの点が重要。
- ミスを許容すること
- 積極的な参加
- 学習者同士の強調
- 一人一人自分ごととして捉えること
Teach-Back Activities
前回紹介したジグソー法と似ている。しかし、ジグソー法は皆が知ってないかもしれな新しいことを学ぶ時に使用する方法であるのに対して、こちらは復讐のためにすることである。
そのうちの一つの"Table Teach Backは以下のように行う。
- トレーニングでカバーした内容を分割し、各テーブルに割り振る
- それぞれのテーブルは短い(1,2分 せいぜい5,10分)プレゼンの準備をする
- テーブルごとに発表する
他にも即興芝居(Improv)を使うというのもあるが、芝居に慣れていない日本人には向いてないかもしれない
Skills-Based Activities
こちらは実際に肉体的な練習が必要なスキルの習得のためのアクティビティ ペアを組んで、片方がスキルを披露しているのをもう1人がみてやり方を覚えたりフィードバックしたりするもの。 スキルのある人とそうでない人で組んだり、同じぐらいのスキルレベルでも片方が何も知らない風なふりをし、もう片方が教えるというような工夫がある。
Learner-Created Games
ゲームを作るのは価値があるとわかっていても、ゲームのリーダーシップを学習者に渡すのはトレーナーにとって容易ではない。
Design Your Own Games and Activities (2003)というほんでThiagiがゲームを作るためのフレームワークを紹介している。テレビで行われているようなゲームもそのフレームワークに則っていることが多い。例えば、 Jeopardy, Hollywood Squares, Wheel of Fortune, Family Feud, Who Wants to Be a Millionaire, Deal or No Dealなどがある
ゲームを作る時のガイドラインとして以下のものがある
- ゲームの目的
- ゲームの構造
- リーダーのローテーション
- 競争より協調
- ゲームの長さ
- ゲームの後のディスカッション
そのうちの一つのカードゲームを紹介する 以下のようなゲームをグループに別れてそれぞれ作って、それぞれのグループは他のグループが作ったゲームをやる 全てのゲームが終わったらグループでゲームを通して学んだことを議論する
- 20の質問: カードに学習内容に関する質問とその回答をかく ゲームリーダーと回答者を決め早押し形式で進める。正解したものにポイントを与え、もっともポイントを獲得したものの勝利。全員がリーダーをやるようにする。
- 作り話か事実か: カードに学習内容に関する文章を書くのだがその中には事実とそうでないものがある 答えが改定あるカードを作るか、それぞれの文章の裏に作り話か事実かを書いておく グループで話して、カードを作り話か事実かを分類する 終わったら、答え合わせをする それぞれのカードごとにポイントを付与して 最後に結果を共有する
- Put Them in Order: それぞれのカードに学習したスキルの手順を一ステップ一つのカードにかく 答えが書いてあるカードも作る。 グループに対して話しながら順番にならべかえるよう支持する 終わったら答え合わせをしてもらい 正解だったらハイタッチをするように伝える
- Fill-in-the-Blanks: 穴抜けの文章とその答えが裏に書いてあるカードを用意する グループの中で一人一人が文章を読み空白の部分は自分で考えて埋める 裏返して答えがあっていたらポイントゲット。もっともポイントをゲットした人の勝利
感想
学習者にゲームを作ってもらうというのはかなり長い時間トレーニングに割けないと難しそう。 でも、もっと気軽にゲームを作っていいのかもしれない。